おすすめ「木の絵本♪」実は木の絵本には学びのあるものが多いんです♪

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今回ご紹介するのは「木の絵本」です♪


木の絵本?



『木』が題材の絵本ね♪


木が出ててもおもしろくないよ~


木の絵本は学びのあるものが多いのよ♪読んでおくべき木の絵本を集めたから是非読んでみてね♪


は~い♪



木の絵本ランキング♪

1位 ちいさな おおきな き

小さな芽がたくましい成長をとげ、山より大きな木になります。たくさんの生物が住み始めますが、しかし、人が住み始めるとその豊かな場所は一変します。


アリよりも小さな芽がありました。

その小さな芽は、一千年、一万年と成長を続け、

山よりも大きな木になります。

それは、まさに山のようで、森のよう。

その木の上には動物が住み、

川が流れ、

滝があり、

魚だって住んでいる。

ぞうだって、

とらだって、

りゅうだっている。

人が住み始め、まちができました。

道ができ、

田や畑ができ、

汽車だって走るようになる。

しかし、それからの一千年、

なんだか

どこかおかしい。

人は枝を切ってどんどん家を建てる。

えんとつから真っ黒な煙、

いくさ...

あっちの枝がほしい

こっちの枝を手に入れろ。

葉が枯れて、

枝が落ち、

たくさんのまちがこわれた。

動物たちはないた。

生物はみな木から去っていく。

そして、

ついに、

みりみり みりみり

ずん

ずっしん

ものすごい音を響かせて、大きな木はたおれた。



ここは本当に木の上なのか?と驚きます。

気の遠くなる年月をかけて成長した木に対する

敬意を失いたくないですね。

深い学びのある絵本です。

是非読んでみてください♪

ちいさな おおきな き
作:夢枕獏
絵:山村浩二
出版社:小学館

読み聞かせおすすめ年齢:5歳~
ひとり読みおすすめ年齢:6歳~
絵本の大きさ:縦 27.4㎝ 横 21.7㎝


2位 やさしさとおもいやり

子どもを見守る父親のように「木」は恐竜たちをみています。そして最後は命がけで恐竜たちを助けます。とても優しい気持ちになれる感動の一冊です♪


語り手は赤い実をつける「木」です。

ある日ゴルゴサウルスとティラノサウルスが、

この木の目の前でケンカをはじめます。

そのとき、近くの山が大噴火をおこし、

足元がくずれ出してしまいます。

ゴルゴサウルとティラノサウルスは

木にしがみつきます。

気づけば、ふたりと木は、がけの上に

とりのこされてしまうのです。

木になる赤い実を食べ、

雨の日は木の下で休み、

なんとか生きながらえるふたり。

少しずつ木への感謝を口にします。

その言葉をとても喜ぶ木。

しかし、ものすごい嵐がやってきて、

雷が木に落ちてしまいます。

根もとから折れ、がけから落ちていく木…

ふたりは木を守ろうと一緒になって

がけから落ちてゆきます。

そのふたりを木はえだをのばして抱きよせ、

守るように落ちてゆくのです。


「木」の語り口調がとてもおだやかで、

心温まります。

だんだんと気持ちが変わっていく

ゴルゴサウルスとティラノサウス、

涙なくしては読めない、

とても感動する一冊です♪

やさしさとおもいやり
作・絵:宮西達也
出版社:ポプラ社

読み聞かせおすすめ年齢:6歳~
ひとり読みおすすめ年齢:7歳~
絵本の大きさ:縦 26.4㎝ 横 21.5㎝


3位 2ほんの木

仲良く並び立つ2ほんの木の間に、ある日壁がつくられてしまいます。正反対の行動をとる2ほんの木のお話です。


大きな木と小さな木が並んで立っています。

2ほんの木は友達でした。

春には一緒に花をさかせ、

冬には一緒にふるえ、

夏になると、どちらが葉っぱを

いっぱいしげらせるか競争します。

秋になるとどちらの木にも

たくさんの鳥がとまりました。

ある日、2ほんの木の間に高い壁が

つくられました。

2ほんの木はお互いを見ることができなく

なりました。

大きな木はあまりの悲しみにうちしおれ、

声をあげて泣きました。

小さな木は壁の向こうから大きな木に

声をかけました。

「げんきをだして!かべよりもおおきくなろうよ!」

でも、大きな木は葉を落とし、悲しみ続けました。

ながい、ながい、あいだ

2ほんの木は不幸せでした。

あるとき、

枝先についた一枚の葉っぱが

壁の向こうから、

かべをふわりとのりこえました。

大きな木はそれを見つめました。

そして、さけびました。

「まってて!すぐいくから!」

大きな木はみどりの葉っぱをいっぱい

しげらせて、ぐんぐん大きくなりました。

そして、大きな木と小さな木は、

今では壁より大きくなり、

また会うことができました。

2ほんの木は幸せでした。

大きな木と小さな木は

今では同じくらいの大きさに

なっていました。


大きな木をはげまし、また会うため成長を

とげた小さな木。

小さな木と会えなくなった途端うちしおれた

大きな木。

子どもたちはどちらに共感するでしょうか。

どちらも応援したくなる絵本です♪

2ほんの木
作:エリザベト・ブラミ
絵:クリストフ・ブラン
訳:小林繁夫
出版社:ひさかたチャイルド

読み聞かせおすすめ絵本:5歳~
ひとり読みおすすめ年齢:6歳~
絵本の大きさ:縦 21.8㎝   横 26.5㎝




4位 くすのきだんちは10かいだて

そびえ立つ大木は10階建てのくすのきだんち♪動物たちが仲良く暮らしています♪


大きな大きなくすの木がありました。

それは動物たちが住む10階建てのくすのきだんち。

1階には、きつねの音楽家

2階、3階には仲良しうさぎの看護師さん

4階にはさるの大工さん

5階、6階にはりすのレストラン

7階、8階は今はあきや

9階にはふくろう

10階にはももんが

そして1階のひとつ下にくすのきだんちの

管理人もぐらのもぐが

住んでいました。

ある日あきやをみに、かけすが

だんちをたずねてきました。

部屋を気に入り、7階に引っ越してきた

かけすにたまごが産まれると、

だんちのみんなは大喜びでお祝いします。

そんなある日、

「8かいがあいてるって?」

とへびが訪ねてきます。

たいへん!

へびがたまごをねらっています。

だんちの平和を守るため、もぐが行動を

おこします!


住民の動物たちはみんな仲良し、

そびえたつ木のだんち、

こんな住まい素敵ですね♪


くすのきだんちは10階だて
作:武鹿悦子
絵:末崎茂樹
出版社:ひかりのくに

読み聞かせおすすめ年齢:3歳~
ひとり読みおすすめ年齢:6歳~
絵本の大きさ:縦 26.4㎝   横 22.2㎝

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